ゴスペルスクエア メンバーの声

掲載:2020年1月

グレイス

【入会】2012年2月
ゴスペルを始めてみようと思ったきっかけは?
42歳で原因も分からず、治療方法もない難病に突然罹患した主人の在宅介護を24年間続けましたが、介護の甲斐もなく悲しみの内に旅立ちを見送った後、暫くは虚脱感と無力感に覆われる日々を過ごしていました。
「このままではいけない。残された時間を以前関わっていたボランティア活動と共に、自身も前向きに楽しみながら出来る事にチャレンジして行こう。」
と心に決め、以前から興味があったゴスペルに関心を持ち始めました。
ある日の新聞に「ゴスペルを歌って国際協力を!」の講演会の記事が目に 止まり、早速参加しました。それがJennaさんとの初めての出合いでした。
娘より若いお嬢さんが「楽しい時間の為に使ったお金が、何処かで誰かのために役に立っている!」と力強く話している姿に「これだ!」と共感し、年齢的な不安もありましたが講演後何曲か歌ってくださったメンバーさんの中に、私と近いお歳?と思われる男性も素敵な表情で歌っていました。
そして何より受け付けにいらした女性(今にして思えばもっちーでした)が 初対面の私に向けてこぼれんばかりの笑顔で迎えて下さり、その笑顔にコロリと参り(笑)即入会!
此処からGQとのお付き合いが始まりました。
入会する前までの音楽経験を教えてください
小さい頃から音楽は大好きで、いつも四人姉妹達と大きな声で歌っていた記憶がありました。 小学校は合唱部、中学、高等学校は聖歌隊、結婚後は子供達のPTAのママさんコーラスで歌っていましたが、今迄経験したことのない声量で歌うゴスペルの圧倒的迫力やクラップやステップ、体全体で神への喜び感謝を表現している姿に憧れ、「いつかは私も表現豊かに歌ってみたい。」
今でも歌うたびに自然と涙があふれ、新鮮な驚きと発見ばかりでした。
習った中で一番好きな曲は何ですか?
沢山あって選ぶのが大変。 
「Living testimony」「Mightylongway」
2012年の2月に入会し1ケ月後の3月に行われた第3回GOSPEL FOR PEACE(大ホールでの自主コンサート)に無謀にもエントリーしてしまい必死になって曲を覚え、英歌詞を暗附し、何とか皆さんに付いていくのが一杯で、緊張して歌った忘れられない曲です。
「Bless Me」「Center of My Joy」「Becaue of Who You Are」
バラード大好き! 
「Thou O lord」「Total Praise」「Don’t cry」
荘厳なイントロの旋律から引き込まれ、何時もウルウルして歌っています。
「Something Got A Hold of Me」「Great Day」
軽快なテンポに自然と体が動きます。
「私にとってのGQ」を一言で言うと?
日常生活では体験できないイベントへの参加で、視野が広がった。
落ち込んだ時、辛いとき、思い切り歌い、すべてを吐き出して リフレッシュ出来るオ・ア・シ・スの様な場所です。
GQに入ってから、変わったこと、良かったことはありますか?
 「ゴスペルを歌って国際協力」「楽しい時間に使ったお金が、何処かで誰かの役に立つ」の趣旨に賛同し、最初の頃はただ歌える事に満足していました。
国際協力の支援先の一つスリランカは長い間の内戦で男手を失い、残された女性達が家族を支えなければなりませんでした。その女性達の経済支援の為GQでは洋裁センターを設立し、洋裁技術向上の為エスニックローブプロジェクトが発足し、以前楽しみながら子供服、主人のシャツ・ズボンなど、独学で作っていた洋裁で何か協力が出来たら?とJennaさんから頂いた一斉メールでボランティアを希望したところローブの検品の依頼がありました。
GQのコンサートで集まった資金でスリランカ北東部のトリンコマリーの教会の敷地内に洋裁センターを作り、当初ミシンを使うのも初めての女性達の縫製の技術はまだまだ未熟で、お金を頂くには多くの改善の余地がありました。
そこでNPO法人Gnadaa Japan代表のドリニさんを紹介され、2015年2月にローブ作成の指導を兼ね初めてトリンコマリーの洋裁センターをドリニさんと共に訪問しました。
当時はまだ治安が悪く、唯一安全な教会の敷地内にある小さな家を洋裁センターとして使い、6人の女性達は遠い日本のGQからの支援の基、安心して働き家族を養える事が出来る喜びで溢れていました。あれから4年GQファミリーからのローブのオーダーも増え、サニーも含めると既に700枚以上になり技術も格段に向上しました。
私の未来予想図の中に無かった「スリランカの女性達の経済自立」支援の、 活動、その活動を通じて現地女性達が家族を養う為、真剣に真面目にそして何よりも明るく前向きに裁縫に取り組む姿に感動し貴重な体験が出来たこと、 何物にも代えられない財産となり、出会った多くの方々に感謝の気持ちで一杯 です。
GQでの一番の思い出を教えてください。
毎回、練習曲の中で歌うシヨートソングを通しメンバーに語り掛けられる Jennaさんからのメッセージ。 その名の通り短い言葉に励まされ、時には日々の生活態度を反省し色々な場面でその言葉を思い出し、これからも大切に自身の引き出しにしまっておきたい言葉です。
第五回GPコンサート時に開いたスリランカブースで女性達の作った手刺繍のアクセサリー、ブックカバー、バック等を御客様、メンバーさんが買い求めて下さった時、彼女たちの笑顔が目に浮かび胸が熱くなったことを思い出します。
「ゴスペルやってみようかなぁ」という方へ一言!
初めてでも経験が無くても大丈夫!まずは第一歩を踏み出してみよう。 きっと今迄経験したことのない未知の世界が広がるよ~
そしてドキドキ、ワクワクする好奇心を持って、GQスタジオを訪ねてください。いつでもWELCOMEですよ!
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